◆早期発見が可能になってきた咽頭表在癌とその内視鏡的治療
NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)内視鏡など日本発の内視鏡技術の発達により、これまでほとんど発見されることのなかった咽頭(のど)の表在癌(ごく早期の、粘膜表面の癌)が発見されるようになってきました。それと同時に、ごく早期で見つかってきた咽頭の表在癌を、どのようにして治療するかも問われるようになっています。従来の放射線治療でも咽頭表在癌を治療することは可能ですが、数ヶ月を要する長い治療期間や照射後の口腔乾燥などの合併症が問題となります。
最近、咽頭表在癌を内視鏡下に切除することが可能になってきました。内視鏡的治療により、短期間の治療期間と治療後の機能障害を最小限にすることが可能になっています。NBI内視鏡による咽頭表在癌の診断とその内視鏡的治療について、具体例を交えてお話ししたいと思います。
東北大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教 加藤健吾
◆耳鳴の原因に関する最近の知見とその治療法
わたしたちの耳に入った音の情報は、鼓膜から中耳・内耳・聴神経・脳幹を伝わり、最終的に大脳まで伝達されて理解されている。この経路は聴覚路といわれているが、そのどこかに異常な神経活動が起こることが耳鳴に関与していると言われているが、未だに不明な点も多い。今回、耳鳴の原因に関する最近の知見・及び現在行われている治療法を中心にお話する。
東北大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科 講師 日高 浩史
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